アイルランド旅行8日目。
今日は当初アラン諸島へ渡る予定でしたが、船の揺れを考慮して急遽予定を変更。
もう一日コネマラ国立公園をじっくりと堪能することにしました。
コネマラ公園のダイヤモンドヒルへ

当初はアラン諸島の断崖「ドン・エンガス」を目指す予定でしたが、フェリーが相当揺れるという情報を耳にしました。
娘の船酔いを避けるため、安全策をとってコネマラ国立公園に留まることに。
選んだ目的地は、公園のシンボルとも言える「ダイヤモンドヒル」です。
ダイヤモンドヒル (Diamond Hill)

標高約442メートルのダイヤモンドヒルは、コネマラ国立公園内で最も人気のあるハイキングルートです。
その名の通り、光の加減で山肌がキラキラと輝いて見えることから名付けられました。
整備されたトレイルがあり、初心者から経験者まで楽しめるコースとして知られています。

1.5時間のトレッキングと360度の絶景

11時頃に到着すると、すでに駐車場は満車に近く、多くのハイカーで賑わっていました。
何とか駐車場を見つけてハイキングスタート。
一歩一歩踏みしめながら約1時間30分かけて山頂へ。
最初は緩やかなコースでしたが、最後はそれなりの登山道のようなコースでした。
頂上に立った瞬間、眼下にはコナマラの湿原、湖、そして大西洋が織りなす360度の大パノラマが広がりました。
ここで昼食を食べがてら少し休憩して下山し始めました。
帰りの道もとても気持ちの良いハイキングコースで、美しい景色と美味しい空気を堪能しながらゆっくり降りて行きました。




コネマラの宝石「カイルモア修道院」

下山後、次に向かったのは、すぐ近くにある「カイルモア修道院」です。
「修道院」という名前からは想像もつかないほど、お城のように豪華で気品溢れる建物です。
1860年代にイギリスの富豪が妻への愛の証として建てたネオ・ゴシック様式の城で、現在はベネディクト会の修道女たちが管理しています。
湖のほとりに真っ白な建物が映り込む光景は、まるでおとぎ話の世界。
広大なヴィクトリアン・ウォールド・ガーデン(壁に囲まれた庭園)も美しく、当時の貴族の暮らしに思いを馳せながら散策しました。
1. 建物に秘められた愛と悲しみ

この壮麗な城は、1867年に英国の実業家ミッチェル・ヘンリーが、最愛の妻マーガレットのために建設したものです。
しかし、完成からわずか数年後、エジプト旅行中にマーガレットが急死するという悲劇に見舞われます。
ミッチェルは彼女を弔うために、敷地内に美しいゴシック様式の教会を建て、亡き妻への永遠の愛を誓いました。

2. 修道院へと姿を変えた「歴史の転換点」

その後、城は人手に渡りましたが、第一次世界大戦をきっかけに大きな転換期を迎えます。
1920年、ベルギーのイーペルで戦火に追われたベネディクト会の修道女たちがこの地に移り住みました。
以来、建物は「修道院」として新たな歴史を刻み始め、長きにわたり女子教育の場として、また祈りの聖地として守り続けられてきたのです。

3. 自然と調和する「ヴィクトリアン・ガーデン」

カイルモアの魅力は建物だけではありません。
広大な敷地内には、かつて「アイルランド随一」と称えられたビクトリア様式の庭園が広がっています。
厳しい自然環境にあるコネマラの中で、石壁に囲まれたこの庭園だけは穏やかな時間が流れ、何百種類もの植物が今も丁寧に手入れされています。


夕方の閉園ギリギリの時間でしたが何とかヴィクトリアガーデンも見学してカイルモア修道院を後にしました。

今日もトラブル!夕方ホテル予約に奔走・・・

カイルモア修道院を出て、ゴールウェイ方面へ向かいながら今夜の宿を探し始めました。
この日や次の日の目的地が決まっていなかったこと、ゴールウェイはアイルランド第2の町でどこかホテルは空いているだろうと思っていたため事前に予約をしていませんでした。
ところがここでまさかの問題が発生。
ゴールウェイや周辺の街のホテルがどこも満室なのです!
サマーバケーションのピークか、何か大きなイベントが重なっていたのか、全く空きが見つかりません。
ようやくエリス(Ennis)という街のホテルをネットで予約でき、胸をなでおろしたのも束の間。
ガソリンスタンドで給油しているとホテルから電話が入り、「今、直接フロントに来たお客さんが最後の部屋をとってしまった。ネットの反映が間に合わなかった、申し訳ない」とのこと……。
代わりに別の街のホテルを紹介してもらいましたが、今回の旅は本当に何かが起きます。
シャノンの地でようやく一息

トラブルを乗り越え、ようやく辿り着いたのはシャノンという街にある「Treacys Oakwood Hotel」でした。
ホテルの様子と賑わう夜

ホテル内のレストランに駆け込み、ようやく夕食にありつくことができました。
一日の疲れが溶けていくような、安堵のひとときです。
スタッフの方いわく、このホテルはフランスや中国からの団体ツアー客が多く利用するそうで、ロビーやレストランは多くの旅行者で活気に満ち溢れていました。
