イタリア旅行3日目です。
といっても、今日は早朝にシンガポールからミラノに到着しますので、今日が実質初日となります。
旅程
ミラノ・マルペンサ空港に到着し、ジェノバ経由でチンクエテッレを目指しました。
チンクエテッレは、町の名前ではなく「リオマッジョーレ」などの「5つの村」という意味をあらわしているようです。
またディズニー(ピクサー)の「Luca(あの夏のルカ)」の舞台にもなった町のようで、娘の願いもあり訪問しました。
2日目:シンガポール観光 機内泊
3日目:イタリアミラノ到着、チンクエテッレへ リオマッジョーレ泊
4日目:チンクエテッレの村を散策、ローマへ ローマ泊
5日目:バチカン美術館、パンテオン、トレビの泉、スペイン広場 ローマ泊
6日目:サンピエトロ大聖堂、コロッセオ、フォロロマーノ、ナポリへ ナポリ泊
7日目:アマルフィ、ポジターノ ナポリ泊
8日目:サンテルモ城、サンタキアラ教会 ヴェネツィアへ ヴェネツィア泊
9日目:ブラーノ島、ムラーノ島、 ヴェネツィア泊
10日目:サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂、ゴンドラ、 ミラノへ ミラノ泊
11日目:ドゥオモ、ガレリア、 帰国(イタリア→シンガポール→日本)
ミラノ・マルペンサ空港到着
早朝6時に予定通りイタリアのミラノ・マルペンサ空港に到着しました。
早朝ということもあり、空港はまだ人もまばらで入国手続きもスムーズに完了し、イタリアの国鉄である「Trenitalia」のマルペンサエクスプレスという電車でミラノ中央駅へ向かいます。
イタリアの電車はよく遅れるということを聞いていましたが、マルペンサエクスプレスはわずか?4分遅れで出発し、ミラノ中央駅へ到着しました。
イタリアと言えばスリが多いということで、電車でも油断はできないと聞いていました。
マルペンサエクスプレスは指定席こそありませんが、どちらかというと特急列車に近い車内のつくりで、スーツケースなどを置く場所もあります。
気をつけないといけないのは、このスーツケースを盗まれるということがあるようです。
そういうことも聞いていましたので、日本から自転車用のチェーンを持参しました。
早朝の電車ですので旅行者は乗っているものの比較的空いており、スーツケースは座席に座りながら4人席に置いていました。
幸い私達は問題ありませんでしたが、途中駅で停まっている時に車内で検札をしていた車掌さんがホームに逃げた人を追いかける、という場面に遭遇しました。
スリだったのか、無賃乗車だったのか、分かりませんが、いきなりイタリアの治安を垣間見て緊張感が走りました・・・。
ミラノ中央駅へ、ところが・・・
スリ?のような人は見たものの、マルペンサエクスプレスは順調に空港からミラノ中央駅へ到着しましたが、ここから早速イタリアの電車の洗礼に会います。
ミラノ中央駅→ジェノバ駅への電車が遅延に遅延が重なり、最終的に70分遅れで出発となりました。
イタリアに行かれた方はご存知の通り、イタリアの駅は座るところもほとんどなく、エアコンもついていませんので、70分遅れといっても日本のようにはいきません。
トイレも1ユーロで有料ですし、ヨーロッパあるあるですが、電車がどのホームに着くのかなかなか決まらず、みなさん大きな電光掲示板とずっとにらめっこしている状態ですので、なかなかカオスな状態です。
最初から70分遅れと決まっているなら、一旦駅の外に出てカフェででも時間を潰せるのですが、20分 → 30分 → 40分 ・・・・ と徐々に遅れが伸びていくため、外に出てくつろげる場所を探すこともままなりません。
そんなこんなで、ようやく70分遅れてジェノバに向かうInter Cityという電車が出発しました。
70分遅れでジェノバ駅(Genova Piazza駅)へ
ミラノ中央駅からジェノバ駅まではInter Cityで約1時間半の所要時間でした。
Inter Cityの電車内にはトイレもありますし、比較的ゆったりしたシートなのですが、いかんせんジェノバに着いたら、その後はチンクエテッレに向かう別の電車に乗り換えるため、その接続に間に合うかを常に気にかけながら乗車していました。
というのも、さすがに1時間の接続時間があれば多少遅延しても間に合うと見ていたにも関わらず、ミラノで70分も遅れてしまったこと、ジェノバからチンクエテッレまでの電車が予定している電車の後には良い時間のものが無いこと、という状況があり、Inter Cityでの乗車の大半をGoogle Mapで現在位置とジェノバまでの距離を確認しつつ、ジェノバで待つ妻との連絡(LINE)に費やしていたと思います。
ジェノバ(Genova)駅到着、そしてまたしても・・・
ミラノ中央駅を70分遅れで出発した時点で、ジェノバからチンクエテッレへの乗り継ぎ電車には間に合わない予定でしたが、「イタリアの電車なので、きっと定時出発はしないだろう!」という希望と、「もしかすると10分くらい遅れを取り戻すべく電車も早く走るのでは」という勝手な願望もあり、ミラノからの電車はそわそわしながら乗車していました。
事実乗車中Google Mapを見ていると、「30分でこれくらい走ったんだからジェノバまであと30分くらいで着くかも」と思わせるようなスピードで走ってたのです。
「これはもしかすると間に合うかも!」「ジェノバ発もどうせ遅れるだろう!」と願っていたのも残念ながら打ち破られ、まさかのジェノバ発の電車は定時出発、そしてミラノ中央駅発の乗車していた電車はチンクエテッレ行きの電車が出てからわずか5分遅れで到着、と何とも残念な結果となり、乗り継ぎは見事に出来ずとなりました。
妻と合流!
乗り継ぎは残念な結果となりましたが、ジェノバ駅では先に2周間ほど前からフランスを旅行していた妻との合流場所となっていました。
この予定は電車遅延により1時間遅れたものの、無事駅で再会!(合流)できました。
娘も久しぶりのママに会えて大喜び。
しばしの間、イタリアのひどい電車事情も忘れての再会の瞬間でした。
ジェノバからチンクエテッレへ
どうせ遅れたなら、乗り継ぎのみの場所であったジェノバを楽しもうと、次の電車までの待ち時間に駅前のレストランでイタリア最初の食事を食べに行きました。
ジェノバと言えば「ジェノベーゼ」パスタということで、早速ジェノベーゼとピザを家族でシェアしていただきました。
初めてのイタリアでのパスタとピザに感動!
さあ気持ちも体力も回復させて、チンクエテッレに向けて再出発です。
と、思いきや、ジェノバの駅に戻ると、60分遅れだった電車がさらに遅れ90分遅れに・・・。
ミラノ発は70分遅れ、元々乗る予定だったジェノバ発は定時出発、そして変更したジェノバ発は90分遅れ・・・。なんとつきのないこと。
結局95分ほど遅れてチンクエテッレ行きの列車は出発しました。
遅れはしましたが、何とかチンクエテッレ行きの電車に乗れたし安心と思いきや、今度は電気系統のトラブルが発生とのアナウンス・・・。ほんとに今日のうちにチンクエテッレに着くのか?という不安がよぎりました。
車内では遅延のおわびか、おかしとお水をせっせと配り歩く係の人達。
慣れたものなのか、次々に乗客に渡してまわります。
幸い電車は比較的すぐに再度走り始め、乗り換え駅の「ラスペッツァ(La Spezia)」駅に到着しました。それも予定よりかなり早く・・・。
イタリアの電車もうよくわからん!
チンクエテッレ到着
「ラスペッツァ(La Spezia)」駅から乗り換えて、チンクエテッレの5つの村のうちの1つ「リオマッジョーレ(Riomaggiore)」駅に到着しました。
夏の期間チンクエテッレの各村を結ぶ電車は「チンクエテッレ・エクスプレス」という各駅に停る鈍行電車が走ります。
・通常のトレニタリアの乗車料金より高いが、全てゆっくりと走る鈍行電車
・車両は日立製作所製で新しく快適
・2024年の場合、3月16日~11月3日まで運行
この区間は特別料金らしく、なかなか良いお値段がします。
村と村を移動される方も多いと思いますが、数泊滞在して電車を主に利用される方は、乗り放題切符を購入しても良いかもしれません。
最新情報はトレニタリアのWebサイトを参照くださいね。
リオマッジョーレ(Riomaggiore)
そんなこんなで、イタリアの電車に振り回されてのミラノからの長旅でしたが、ようやくチンクエテッレの1つの街「リオマッジョーレ」に到着しました。
写真で見ていた通りのカラフルな壁の家が、小さな村から山の斜面のへばりつくように立ち並んでいます。
リオマッジョーレの宿はAirbnbで
今日の宿泊は、リオマッジョーレにあるAirbnbの宿で泊まりました。
チンクエテッレは1つ1つの村が小さいですので、大きなホテルはなく、こういった個人が経営している宿がメインと思います。
どこに鍵があるのか分からない、というトラブルもありましたが、何とか本日の宿に到着しほっと一息つけました。
リオマッジョーレ散策
宿に荷物を置いて、早速リオマッジョーレの村を少し散策しました。
カラフルな小さな家が肩を寄せ合って山の斜面に連なるように建っているのが何とも美しい村です。
この小さな村にたくさんの観光客が来ているのも納得です。
すでに夕暮れ時となっていましたが、まだまだ気温は高く日差しもきついです。
レモネードを飲んだりしながら、少し歩きましたが、今日は長距離移動日でしたので、早めに夕食をとり明日からの旅行に備えることとしました。
夕食
夕食はそんなにお腹が空いていなかったので、村にあるテイクアウト可能なお店でいろいろ買って、本日の宿でいただきました。
キッチンもある宿でしたので地元の住民ぽく、家のダイニングでいただくような経験もできました。
地元のシーフードのフライに、なぜかポケ丼も買っていただきました。
ミラノに着いてチンクエテッレまでの移動は、早速イタリアの電車の洗礼を浴びましたが、何とか無事到着し実質イタリア旅行の初日を終えました。
明日は、リオマッジョーレの村をはじめ、時間の許す限りチンクエテッレのいくつかの村を訪れる予定です。
イタリア旅行の記事一覧
1日目:シンガポールで途中降機
2日目:シンガポールのマリーナベイ散策
3日目:イタリア到着 チンクエテッレ
4日目:チンクエテッレからローマへ
11日目:ミラノ観光 ドゥオモ・ガレリア