グランドサークル国立公園トリップ、2つ目の国立公園はブライスキャニオン国立公園(Bryce Canyon National Park)に行ってきました。
ブライスキャニオンはユタ州に位置しています。
私にとってのユタ州のイメージは、冬のオリンピックも開催されたソルトレイクシティ。
冬の一面真っ白なイメージのユタ州でしたが、ブライスキャニオンは赤土の尖塔群、壮大でいて繊細さを兼ね備えた自然が作り出した芸術を堪能できる国立公園でした。
ブライスキャニオンについて
YouTube動画
今回の旅行の前にGo Pro(アクションカメラ)を購入して、いろいろ旅の映像を動画としても残してみました。
動画だからこそ共有できる(共有しやすい)ことも多いと思い、これからブライスキャニオンやグランドサークルに行かれるという方は、こちらのYouTubeも良ければご覧ください。
時間が無く、手っ取り早く「ブライスキャニオンってどんな所?」を知りたい方にも役立つと思います!
アクセス
私達はグランドキャニオンからアクセスしました。
グランドキャニオンの東口が閉鎖されていたこともあり、約6時間のドライブ。東口が開いている時は、約4時間30分~5時間の距離となっています。
ラスベガスからは約4時間、最寄りの国立公園であるザイオンからは約1時間30分という距離です。
途中こんな場所も通ります。
国立公園めぐりは、途中のドライブも楽しくていいですね。
公園内以外にも見所が多いのも、グランドサークルの魅力です。
気候と立地
ブライス・キャニオンの標高は2000m~2700mと非常に高い場所に位置しています。
そのため夏でも涼しく、6月~8月が最も多くの人が訪れる期間とのことです。
ただ、そういう時期は人でいっぱい、駐車場もいっぱい、ホテルも高いということで、紅葉がきれいな9月下旬~10月中旬、多少寒いですが残雪も残っている4月も良いシーズンかと。
ブライスキャニオンだけなら、夏が気候的にはベストシーズンかもしれないのですが、他の国立公園にも訪問予定の場合、気温が高すぎる、スコールが来るということで、なかなか夏の時期というのは日陰や豪雨を避ける場所の少ない国立公園巡りはしんどいかもしれません。
ちなみに私達は4月上旬に行きました。
朝はマイナスの気温、でも雪も残り、空も澄みわたって、人も少ない時期で快適でした。
赤い岩と澄み切った青い空、そしてトレイルするには最適な気温、とても快適でした。
ただ、やはり朝晩は非常に寒いですので、真冬の防寒着はお忘れなく・・・。
フードゥー(HooDoo=尖塔)
ブライスキャニオンと言えば、無数にある赤い岩の尖塔群(フードゥー)が有名です。
何億年という期間を経て自然が作り出した芸術作品とも言えるのが、このフードゥーです。
光の当たり具合で、様々な色合い、表情を見せてくれます。
ブライスキャニオン国立公園の人気の展望ポイントは次の4つです。
Sunset Point (サンセット・ポイント)
Inspiration Point (インスピレーション・ポイント)
Bryce Point (ブライス・ポイント)
それぞれの展望ポイントの駐車場は大きくないため、車で向かわれる方は朝早めに向かった方が良いでしょう。
4月中旬以降の繁忙期は、基本シャトルのみでのアクセスとなるようです。
トレイル
ブライスキャニオンに来られたら、ぜひして頂きたいのがトレイルを歩くことです。
展望台から見下ろすフードゥーもきれいですが、フードゥーの中を歩いて降り、下から見上げるフードゥーも格別です。
ブライスキャニオンにはいくつかのトレイルがありますが、雪が積もっている時期以外はそこまで難易度は高くありませんので、気軽に数時間歩く感じで楽しめます。
私達はサンセットポイントから「ナバホループ トレイル」というトレイルを歩きました。
ゆっくり休みながら歩いても半日あれば十分というトレイルです。(通常の所要時間は約1~2時間)
日の出・日の入り
グランドキャニオンでもそうだったのですが、夕方と早朝というのは太陽の当たり方、影、少しずつ変わる赤い岩肌の色など、外せない時間帯です。
宿
ブライスキャニオン国立公園は、拠点となる大きな街から少し離れたところに位置しています。
比較的短期間で多くの国立公園を周る方は、次の街で宿泊してブライスキャニオンにアクセスされる方が多い様です。
Page(ページ):約2時間30分
アンテロープキャニオンやレイクパウエルに近い、グランドサークルを周る方の旅の拠点となる街
マリオットやハイアットといった大手ホテルチェーンのホテルもあります。
Kanab(カナーブ):約1時間30分
ブライスキャニオンやザイオン国立公園に訪れるの方の拠点となる街
旅程に余裕があり、ブライスキャニオンに十分な時間が取れる方は、日の出・日の入りをゆっくりと見るためにも、ブライスキャニオン国立公園内のロッジか、国立公園に入るゲートのすぐ外に複数あるホテルに泊まるのがおすすめです。
私達は、ゲートすぐ外のホテルに宿泊しました。
ただこれらの宿は多くありませんので、早めの予約が必要となります。
他の国立公園記事
アメリカの国立公園と言えばグランドキャニオン!という位、日本人にとっては最も有名なアメリカの国立公園で間違いないでしょう。私達も久しぶりのグランドキャニオン訪問です。若い時は勢いで旅行したグランドキャニオンですが、今[…]
まとめ
ブライスキャニオン国立公園は、グランドサークルの中では比較的訪れている方が少ない印象ですが、自然が作り出したフードゥー(尖塔群)は芸術作品とも言える光景を生み出してくれています。
時間に余裕があれば、ぜひトレイルも歩いて、様々な角度からフードゥーを見てみてください。
グランドサークル内の国立公園は、どれもそれぞれ特徴があり素晴らしいことに違いありませんが、このブライスキャニオン国立公園は、個人的にはかなり印象に強く残った上位に位置する国立公園となりました。