2024年8月「JWマリオット・ベニス・リゾート&スパ」に2泊滞在しました。
JWマリオットならではのサービスや施設に加え、島1つがホテルの敷地のみという他では経験できない特別な滞在となりました。
JWマリオット・ベニスとは
JWマリオットベニスの特徴
島1つがホテル
まず驚くのが島1つがホテルの敷地のみ、という点です。
ベニス(ベネチア)の特徴と言えば、運河と狭い路地にレストランやホテルがひしめき合ったイメージで、当然それがベネチアらしい街の印象で観光には良いのですが、ゆっくりと滞在したい、喧騒から離れたいといった時に、ベネチア本島ではそれをかなえるのが難しいとも言えます。
島1つがホテルという場所ですので、朝晩含めて治安も全く心配ありません。
JWマリオットベニスではベネチアとは思えない、静かでゆったりとした時間を過ごすことができます。
ステイケーションも観光も楽しめる
せっかくベネチアに来たのだから、朝から晩までベネチアの街にどっぷり浸りたいという方には不要かもしれませんが、静かな時間も過ごしたい、子どもとの旅行なのでプールがあるホテルが良い、という方には最適なホテルだと思います。
ベネチアのホテルでは珍しいプールもあり、卓球台や屋外シアター、サイクリングも無料ですので子ども連れの旅行で1日はホテルでゆっくりと過ごすといった楽しみ方もできます。
- 朝は静かなホテルの敷地内で散歩やサイクリング
- ゆっくりと充実した内容のビュッフェスタイル朝食
- ホテルのシャトルボートでベネチア本島に向かい観光
- 疲れたらホテルに帰って休憩(子どもはプール)
- 夕方の美しいベネチアを見るため、再度シャトルボートでサンマルコ広場へ
- ベネチア本島のレストランで夕食をとってホテルへ
といった大人のためのベネチア滞在を実現させてくれるホテルがJWマリオットベニスです。
ベネチア本島からホテルへのアクセス
JWマリオット・ベニス・リゾート&スパは、ベネチア本島から約20分の距離にあるローゼ島に位置しています。
サン・マルコ広場からホテル専用の無料シャトルボートが朝8時30分から真夜中の12時まで運行されており、ベネチア本島の外れた場所に宿泊することを考えるとアクセスも便利です。
船の待合室もさすがはJWマリオットというクオリティです。
空港・駅からホテルまでのアクセス
ベネチアへの旅行者は主に2つのルートから来られると思います。
マルコポーロ空港からのアクセス
1つがヴェネツィア・マルコポーロ空港から入るケースで、私達はこのルートで往路来ました。
水の都ベネチアらしい空港で、空港からベネチアまではボートでのアクセスが一般的です。
空港内には「水上交通」「Water transport」とあちこちに標識があり、迷うことなくボート乗り場に向かうことができました。
私達はベネチア本島から離れたJWマリオットベニスに宿泊するため、水上タクシーを利用しました。
お値段は160ユーロ(2024年夏時点)で所要時間は約40分でしたが、大きなスーツケースもありますし、何よりホテルまでボートでアクセスするという特別感を経験することができました。
水上バスという手段もあり、費用を抑えたいという方はこのアクセス方法もあります。
立ったら頭をぶつけそうな橋の下も通ってくれます。
水上タクシーは単なる移動手段ではなく、ベネチアらしい経験ができる1つの観光目的にもなるものと思いますので、ぜひ空港から来られる方は利用してみてください。
そしていよいよホテルには水上タクシーのみが利用できる専用ゲートから入ります。
ジェームズ・ボンドの映画「007」さながらのホテルへのアクセスで、おそらく世界中でもここでしか味わえない特別な経験をさせていただきました。
ベネチア・サンタ・ルチーア駅からのアクセス
もう1つはイタロなど高速電車を利用したアクセスです。
私達もベネチアからの復路はこのルートでした。
サンタルチア駅からホテルへも空港からのアクセスと同じく、「水上タクシー」と「水上バス」を利用する方法があります。
水上タクシーであれば駅からホテルまで直接行けるので便利ですが、費用は当然高くなります。
一方水上バスであれば費用は安いですが、サンマルコ広場経由でホテルのシャトルボートに乗り換えしますので時間と労力はつかいます。
水上バスは大きなスーツケースを持って乗るため混んでるとなかなか苦労しますが、運べなくはないです。
客室
ジュニアスイートルーム
今回JWマリオットベニスにはポイント宿泊で2泊しました。
加えてナイトリーアップグレードアワードを事前申請していたこともあり、最もスタンダードな部屋からジュニアスイートルームにアップグレードいただきました。
ウェルカムレターやギフト(クッキーなど)、加えて子どもと一緒だからかたくさんの風船もベッドの上に置かれていました。
加えて滞在中よくしていただいたスタッフの方からは、手書きのレターまでいただきました。
日本語も交えたレターで素晴らしい思い出の1つとなりました。
レストラン
朝食ビュッフェ「Cucina Daily Breakfast」
ホテル1階にある「Cucina Daily Breakfast」が朝食のレストランです。
多くのホテルがそうであるように、こちらのホテルもビュッフェ形式です。
外のテラス席もあり、まだ暑くなっていない快適な朝の空気に浸りながらおいしい朝食とコーヒーをいただけました。
メニューが豊富で、ドリンク・サラダ・ホットミール・デザートともう目移りする食事のラインナップです。
加えてスタッフの方が親切で、日本語を交えたあいさつや出身地の話しなどで楽しい会話もすることができました。
屋上レストラン「Sagra Rooftop Restaurant」
JWマリオットベニスでは2泊しましたが、1日はホテル内のレストランで夕食をいただきました。
ホテル建物の屋上に位置する「Sagra Rooftop Restaurant」です。
遮るもののない開放的な空間で、夏でしたので夜風も気持ちよかったです。
かなり混雑していましたので、事前に分かっていれば予約をしておいた方が良さそうです。
朝の屋上レストラン
夜もきれいですが、朝も朝日や遠くのベネチア本島が見れてきれいです。
早朝まだ誰もいない時間に散策してみました。
その他のレストランとバー
ホテル内には他にも、「Rose Bar Lounge」や「Giardino Grill」など、多彩なダイニングオプションが揃っています。
それぞれのレストランやバーで、異なる雰囲気と料理を楽しむことができるようですので、1週間くらい滞在しても飽きることはなさそうです。
ベネチア本島へのアクセスと観光
無料シャトルボートの利用方法
サン・マルコ広場からホテル専用の無料シャトルボートが約30分おきに運行しています。
所要時間は約20分で、深夜まで運行していますので夕食を早く済ませないといけないなどの心配もありません。
予約も不要です。
ベネチア本島でのおすすめスポット
- サン・マルコ広場
ベネチアの象徴とも言える場所。以前は大量の鳩やスリも多かったようですが、全く見かけませんでした。
- リアルト橋
ベネチア本島の2大人気スポットの1つリアルト橋。夕暮れがきれい。
- サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂
コッポラから眺めるベネチアの街が絶景です。
- ブラーノ島・ムラーノ島
ベネチア本島から水上バスで行く離島ですが、カラフルな家並みや美しいガラス細工で有名な場所です。
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Q&A
- Q1. JWマリオット・ベニス・リゾート&スパへのアクセス方法は?
- サン・マルコ広場近くからホテル専用シャトルボートが30分毎に運行されています。約20分の所要時間です。
- Q2. 朝食はどのような内容?
- 「Cucina Daily Breakfast」でビュッフェ形式で提供されます。スムージーなどのドリンク、フルーツ、パンの種類もかなり充実しています。
- Q3. マリオットのプラチナ特典は?
- 朝食無料(大人2名+小学生1名)、レイトチェックアウト、ウェルカム特典など他のマリオット同様の特典がありました。
まとめ
初めてのベネチア訪問で、どこに宿泊しようか悩みましたが、JWマリオット・ベニス・リゾート&スパに宿泊して大正解でした。
日本をはじめ世界中のマリオット系列ホテルには数多く宿泊させていただきましたが、間違いなくトップ5に入る思い出深い滞在ができました。
スタッフの方もみなさん親切で、明るく気さくに接してくれました。
いろいろ過去に宿泊された方のサービス面で良くない話も聞いていたホテルでしたが、大幅に改善されたのか2024年の夏に宿泊した際は、他のJWマリオットやリッツカールトンといったホテルでのサービスと全く引けを取らない快適なサービスをいただけました。
いつかまた必ず訪れたい、今度は1周間くらい滞在したい、と強く思える素晴らしいホテルでした。